リターンライダー
時は流れ、
のりもの好きの少年はおっさんになりました。
そして、バイクなんて「ハッキリ言って不要」
って事も分かるようになりました。
クルマもあるし、危険で人に心配させるだけだし…
なんだけど・・・
どう考えてもバイクに乗れるのは
「今しかない!」
という強迫観念に負けて33年ぶりのリターンライダーです(^^ゞ
選んだ相棒は「ヤマハSR400」
1JR (3HT8) フロントドラムブレーキのいわゆる2型です。
1978年、15の夜。
愛読書のバイク雑誌でSR400/500のデビューを見て、
「うゎっカッコわるっ!」って思ったものですが、
38年経ってSRの美しさに気づきました。
不自然なラインのないティアドロップ型のタンク、空冷エンジンの冷却フィン、
丸いヘッドライト、2本のリアサスペンション、誇らしげに車名を記したサイドカバー、
そして美しいクロームメッキのエキゾーストパイプから素直に伸びるマフラー。
あの少年の日に憧れた「単車」らしいバイクがそこにありました。
ということで、「出来るだけノーマルの美しさを残したカフェ仕様」
という無謀なSR探しが始まったわけですが、
カフェ仕様の中古SRはたくさん有るのだけど、
どれもこれも僕にとっては「やり過ぎ」な感じがしていました。
ボクが欲しいのはカフェ仕様じゃないのかな?
ある日、家から一番近いSR専門と言えるバイク屋さんに、
黒の2000年式セパハン仕様が2台も出たので見に行ったのですが、
やはりもうひとつピン!とくるものではなく…
それならばと、そのお店にもう一台あった、
1997年式シルバーのノーマルなSRを勧められました。
ノーマルから自分の好きなパーツでカスタムしていく、
というのもSRの楽しみ方ではあるのですが、
でもシルバーって、ねぇ(^^ゞ
タイヤもん3台中3台が銀色ってどんだけシルバー好きやねんってことですわ(^^ゞ
そこはSR500乗りの店主さんが一人でやっているようなお店で、
その店主さんにボクはどんなSRに乗りたいか話しました。
色は黒、セパハンに1995年までの純正バックステップは必須と決めていること。
でも最終的にはノーマルに戻して「旅」をしてみたいこと。
結果、↓これを
↓こうして納車してもらいましたヽ(^o^)ノ
2000年式のセパハン仕様のバイクから、
ノーマル黒のタンク・サイドカバー・シートテール移植。
入荷したてで整備前の車両から純正バックステップ移植。
→
→
同じくマグラのセパハン移植。
→
(ハンドルストッパー・ヘッドライトステーも)。
倉庫から純正のアンコ抜きシート。
フロントフォークブーツは新品を装着してもらいました。
とってもお安くしてもらいました。
もともと車体も納車費用も大手中古バイクチェーンよりもずいぶん安いお店です。
見積書を書きながら店主さん、
「どうしよう」「いつも後で後悔するんですよ」
「でも好きだからやってるんです!」と。
バイクは「ハッキリ言って不要」なので、
よほど自分の好みに合うバイクが出るまでじっくり待つつもりでしたが、
思わぬ展開により理想のバイクを購入、リターンライダーの仲間入りとなりました。
すでにパーツも揃っているペイトンのシート、ショートリアフェンダー、
ルーカステールに交換して、しばらくカフェっぽいノーマルを楽しもうと思います。
そして来年くらいかな、ハンドルもノーマルに戻して「旅」をしてみたいなと思います。
『Garage Girl/ガレージガール』
ノーマルのSRは箱根や富士山、ボクの好きな安曇野にもきっと似合うと思います。
約束で2年間だけ乗るつもりです。
「間違えて」ポルやロドの集まりに乗っていったらごめんなさいね。
納車されてから1か月半。なんとなく書きそびれていましたが、コレ書かないと次に進めないので。
しかし3台中2台、5600cc中4000ccが空冷ってイマドキ…(^^ゞ
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